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その首謀者である宗教団体オウム真理教の創始者であり元代表、麻原彰晃こと松本智津夫。
2006年9月に死刑判決が確定し、現在は死刑囚として東京拘置所に収監されています。
背景について、調べてみました。
あん
2018年7月6日追記
本日7月6日の朝、死刑執行されたという情報がありました。
死刑執行!(追記)
2018年6月中に執行されるという噂が広まっていました。
そんなか2018年7月6日の朝、ついに死刑執行が報道されました。
オウム真理教の一連の事件において死刑確定していた13名。
今回はその中で初の執行となりました。
Xデー~死刑執行日の噂
麻原彰晃こと松本智津夫への死刑判決は2006年9月に下されていますが、いまだに死刑は執行されていません。
今年の1月、地下鉄サリン事件から20年以上が経ってようやくすべての裁判が終結しました。
オウム真理教の起こした数々の事件について、審理に決着がついたのです。
そして東京拘置所に収監されていたオウム真理教関連の死刑囚13人のうち7人が、大阪や名古屋等の死刑執行施設を持った拘置所に移送されたのが3月。
死刑執行のための準備ではないかとにわかに取りざたされています。
表向き刑の執行のための移送ではないということになっていますが、13人の死刑を、同日一斉執行のための布石であるといわれています。
そのXデーはいったいいつなのか。
2019年の平成天皇の退位の前に…というのが混乱回避のためにも有力な見方として大勢を占めているようです。
具体的には、ズバリ6月20日の第196回国会閉会後の執行になる可能性が高いのではないかとのことです。
噂の出所、信憑性
法務省関係者によると、平成天皇の生前退位や2020年の東京オリンピックに影響しない2018年内に執行されるのではないかということです。
7月以降は上川陽子法務大臣のヨーロッパ外遊や自民党総裁選が控えていること、来年の平成天皇の生前退位、新天皇の即位に関する一連の儀式に水差すことにもなりかねないことなどから、今年6月20日以降6月中にという情報が司法記者クラブ内で駆け巡っています。
平成に起きた事件は平成のうちにカタをつけるべきだとも言われていますが、うなずかされてしまいますね。
これまで死刑執行されなかったワケ
単純に、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚よりも先に死刑判決が下っている死刑囚がたくさんいるため、順番が回ってきていない、ということは考えられます。
また、松本智津夫死刑囚以外の被告の、関連審判が続いていたことが挙げられるかと思います。
重要な証人たりうる立場ですから、刑を執行してしまうわけにはいかなかったと言えます。
そして訴訟能力の問題です。
弁護士などとの意思疎通もできない様子だといいますが、詐病なのか、心神喪失状態にあるのか、現在東京拘置所内の病舎に隔離収容されているという松本智津夫死刑囚。
はたして訴訟能力を有しているのか、欠いているのか――
刑事訴訟法479条に明記された、「死刑の言渡を受けた者が心神喪失の状態に在るときは、法務大臣の命令によって執行を停止する。」という文言が適用になるのでしょうか?
もう一点、松本智津夫死刑囚に対する刑の執行による影響力の大きさは見逃せません。
いまだに松本智津夫死刑囚に傾倒し心酔する信者は数多く、死刑が執行されることでキリストのような殉教者に祭り上げられることを懸念する声があります。
後追い自殺のようなことや、国家に対する逆恨みのテロ行為などが心配されているのです。
死刑執行の詳細~いつ、どこで、そして共犯者たちは?
漏れ聞こえてくる東京拘置所の病舎での様子が真実であれば、移送も難しそうな気がします。
松本智津夫死刑囚は食事や排泄など、とても尋常じゃない生活ぶりだそう…
そうなると、そのまま東京拘置所での執行ということになるのかもしれません。
全国に七か所の死刑執行が可能な施設がありますが、刑の執行には1件ごとに時間がかかることや執行する刑務官に精神的な負担があることなどから、一度に執り行える死刑の数はそう多くはありません。
東京拘置所では、過去の最大執行数は実に2件です。
オウム真理教の一連の事件で死刑判決を受けた松本智津夫死刑囚とその共犯者たちともいえる死刑囚は13人、やはり長期の混乱を避けるためにも同時執行になるのではないかと思います。
そのための3月の移送だったのではないでしょうか。
まとめ
宗教団体オウム真理教による地下鉄サリン事件含む一連の凶悪事件から23年。
ようやくすべての審理が終結しました。
2006年に麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の死刑が確定してから、いまだに刑が執行されないのはなぜなのか?
いよいよXデーが近いと噂される死刑執行はいつなのか?
気になることをまとめてみました。
2018年6月の執行は実現するのでしょうか。
いずれにしても、懸念されている死刑執行後の信者によるテロ行動が実現しないことを願ってやみません。