「なんだか熱っぽいな・・・体温計で熱を測ってみようかな・・・」とこんな時に皆さんは水銀体温計と電子体温計のどちらを使いますか?
「水銀体温計なんて持ってないよ・・・水銀ってなんか怖いし・・・」という方も多いと思います。
筆者もその一人です(++)しかし、電子体温計よりも水銀体温計の方が精確に測定できるのはご存知でしたか?
今回は自宅に一つ用意しておくといざという時に使える、水銀体温計についてご紹介します!
取り扱いに注意すれば精確に測定ができるので、風邪や体調不良時の目安として大活躍しますよ♪
水銀体温計の正しい測定時間は10分てほんと?!
測定時間の目安は10分です。
最低でも5分は必要となります。
測定部位によって測定時間が変わってきます!
わきだと10分。
口だと5分です。
そして、水銀体温計は測る前には35度以下に下げてから測ります。
実は本来なら体の中心部の温度(中心体温)を測定するのが理想ですが、実際は難しいので、一般には、わき、口腔内、肛門(おしり)、耳(鼓膜)などで測られています。
電子式と水銀式はどっちが正確!?
技術の進歩により、電子体温計の精度は高くなっています。
しかし、正確さでは水銀体温計に軍配が上がります!!
水銀体温計は、測定する体の部位の温度が「これ以上は上がらない温度」になるまで測るものです。
そのためわきや口で5~10分程度かけて測定することが望ましいとされています。
電子体温計は測定時間を短縮するために作られたものであり、人の体温上昇のデータの統計から「わきで10分測ればこれくらい」という「予測」の体温を表示するものです。
正しい測定場所は口?脇?それぞれの違いについて
人の体は体の中心ほど体温が高く、安定しています。
そのため体の中心に近い方が測定時間が短くても正確な数値を出すことができます。
では、口、わきでそれぞれの測定方法をご紹介します。
どちらも正確な数値を出せる場所ですので、ご自身の測定しやすい方で測定されるとよいですよ!
口
- 舌の裏の奥にあるスジのすぐ横に体温計の先端をあてます。
舌下のいちばん奥にある舌小帯の両側が正しい位置です。
ここに体温計の先端があたるようにして差し入れ、口をしっかり閉じます。 - しっかり口を閉じます。
測定終了まで5分は安静に。
動かないようにして下さい。
わき
- わきの下の中心に水銀球部を当て、反対側の乳首に向けてしっかり挟み、反対側の手で測っているほうの腕を押さえます。
- 測定終了まで10分は安静に。
口と同様に動かないようにして下さい。
水銀体温計の販売店は?どこで購入できる?
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今はAmazonや楽天などで購入可能です。
医療従事者コンテンツのカテゴリーにあります。
水銀体温計の寿命ってあるの
水銀体温計は電池で動くわけではないので、半永久的に使用できます。
しかし、ガラス仕様のため破損すると使えなくなるので取り扱いは要注意!!
また、水銀が漏れて気化すると毒性の蒸気が発生することもあるので、気を付けましょう!!
まとめ
今回は「水銀体温計」についてご紹介しました♪
ご家庭に一つ用意しておくと正確な体温測定をすることができるのでよいと思いますよ♪
ただし、小さいお子さんは測定するのは難しいかもしれません(**)
今は電子体温計の精度もかなり上がっていますので、こちらも一緒に用意しておくとよいですね(^^)
また、いざという時のために体温測定の練習をしておくのもオススメです☆