台所やお風呂で使うのはもちろん、外出の際も必ずと言っていいほどカバンの中に入っているタオル。
生活の中で必須ともいえるタオルですが、みなさんどんな時に新しいものに変えていますか。
替え時が分からないまま、タオルから嫌なにおいがしてきたり、何度も洗濯をしてごわごわになっているけどまだ使えるからとそのまま使っているなんて方もたくさんいるのではないでしょうか。
私もその中の1人で、いつもタオルの替え時が見極められず、穴が開いて初めて交換する、なんてこともあったりします。
今回はどんな時にタオルを変えるべきかの見極めポイントを中心に、嫌な臭いやカビの原因、ごわごわになってしまったタオルを柔らかいタオルに復活させる方法も一緒に紹介しちゃいます。
タオルの寿命ってどれくらい?ベストな交換タイミングはいつ?
朝起きて洗った顔をタオルで拭いたときに、いつもと違う臭いがしたり、肌にチクチクと刺さるような感覚があったりした経験はありませんか。
タオルの寿命は、種類や洗濯回数、使用頻度によって変わりますが、見極めるポイントとしては自分の感覚で「あれ?」と思った時です。
私はこのやり方で、自分が使いたくないなと思ったら新しいものを使うようにしています。
ただ、元々固い素材のタオルだったり、柔軟剤を変えたタイミングだったりすると見極めにくいのが難点かもしれません。
そんな曖昧なものじゃなくもっとはっきり知りたい!というあなたには、「洗濯回数」での見極めをお勧めします。
ホテルなどの宿泊施設のタオルは、「30回洗濯をしたら交換」というルールがあるそうです。
30回の洗濯というと、タオルが10枚あって、1日1枚使っていくと10日で1回ずつ洗濯をしたことになりますよね。
100日で10回と考えると、およそ10か月で30回洗濯をしたことになります。
半年~1年使ったタオルは交換と考えるとわかりやすいかもしれませんね。
タオルから嫌な臭いがする!原因と対策は?
顔を拭こうとしたときに、タオルから嫌な臭いがしたことはありませんか?
私もありますが、せっかくさっぱりしたのに嫌な気持ちになってしまいますよね。
臭いの原因は、タオルの繊維の中で繁殖してしまった雑菌。
洗濯機の中、洗濯物を干しているときなど様々なタイミングで繁殖し、使うときに嫌なにおいの原因となってしまうのです。
原因となる菌は一度繁殖すると、洗濯では除菌することができません。
そのうえ、タオルにカビを繁殖させてしまう原因にもなってしまいます。
気持ちよくタオルを使い続けるためにも、次の3つの方法をお勧めします。
- タオルを高温にする
- 重曹を使う
- 酸素系漂白剤を使う
タオルを高温にする
この方法は、一番簡単でなおかつすぐできる対策方法です。
ただ、タオルの素材によってできるものとできないものがあるので注意してくださいね。
1.鍋で煮る
高温にする、と聞いて一番に頭に浮かぶのはこの方法ではないでしょうか。
鍋に沸騰したお湯を用意し、15~20分沸騰した状態でぐらぐらと煮ます。
このとき、鍋底にタオルがついてしまうと焦げ付いてしまう可能性があるので注意してください。
15~20分煮たら、やけどに注意して取り出し、そのまま洗濯機で洗濯し、できるだけ天日に干します。
2.電子レンジでチンする
綿100%のタオルにおすすめの方法です。
①タオルを水で濡らし、ラップにくるむか高温でも大丈夫なジッパー袋に入れます。
②500~600Wで1~2分、大きなタオルの時は3分ほど温めます。
③温まったらやけどに注意して取り出し、そのまま洗濯機で洗濯し、できるだけ天日に干しましょう。
綿100%以外のタオルをチンすると、タオルが溶けたり、思わぬ事故の原因となったりすることもあるので、綿100%以外のタオルは1の方法を試してみてくださいね。
重曹を使う
タオルを高温にする方法では臭いの改善がなかった、まだ嫌な臭いがする、という場合は、重曹を使って洗ってみるのはいかがでしょう。
重曹はタオルの臭いをとるだけでなく、お風呂や台所のお掃除にも活躍するとても便利なアイテムです。
タオルのためだけに重曹を買うのはもったいないと思わず、ぜひ手に入れて活用してみてくださいね。
1.鍋で煮る
①鍋に50℃くらいのお湯を用意し、重曹を大匙1~2ほど入れます。(鍋の大きさに合わせて調整してください)
2リットルのお湯に対して重曹を大匙2が目安です。
②重曹を入れたら沸騰させ、沸騰したらタオルを入れます。
③15~20分沸騰した状態で煮たら、やけどに注意して取り出し、そのまま洗濯機で洗濯し、できるだけ天日に干します。
2.洗濯するときに入れる
普段通り洗濯を回す用意をします。
洗濯槽の中に大匙3~4の重曹を入れて、スタートするだけです。
洗濯が終わったら、できるだけ早く干すことが大切です。
漂白剤を使う
①、②の方法を試したけれど効果が出ない場合や、本当に臭いがひどいものの場合の最終手段です。
どうして最終手段かというと、タオルの生地にかなりのダメージがあるからです。
バスタオルなどの直接体に触れることが多いタオルは、この方法はあまりお勧めできません。
また、漂白剤を直接触ると肌荒れの原因になりますので、必ずゴム手袋をして使うようにしてくださいね。
タオルを漂白するときは『酸素系漂白剤』を使います。
洗濯用の粉末タイプのものがおすすめです。
- 40℃~50℃のぬるま湯を用意し、漂白剤を溶かし入れます。
漂白剤の分量は汚れの強さによって変わるのでパッケージなどをよく読んでくださいね。 - お湯が温かいうちにタオルを入れ、1~2時間つけおきします。
- 水でしっかりとすすぎます。
- 普通に洗濯機で洗濯します。
洗濯が終わったら、できるだけすぐに干すことが大切です。
肌触りが悪くなったごわごわのタオル。復活方法は?
使い始めのタオルはふわふわなのに、使っていくとどんどんごわごわになって肌触りが悪くなってしまったこと、ありませんか?
ごわごわになってきたから、柔軟剤をたくさん入れて洗濯してみても元に戻らない、と思ったあなた、その方法は間違っているかもしれません。
タオルがごわごわになる原因はいくつかあります。
- 洗濯物の量が多い・洗剤の量が多い
- 乾燥のさせすぎ
- 汚れが落ちていない
主なものはこの3つです。
普段の洗濯状況からも、この3つに該当する方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
逆に言えば、この3つをなくせばごわごわのタオルはふわふわに戻せます。
1.洗剤・柔軟剤を入れすぎない
汚れているからといって、洗剤をたくさん入れても意味はありません。
逆に洗濯物に洗剤が残り、菌の繁殖やごわごわの原因となってしまいます。
洗剤や柔軟剤はパッケージに書いてある用法・容量をしっかり守って使うようにしてください。
2.洗濯物を一度にたくさん回しすぎない
日々の洗濯で1回の量が多くなってしまうこともたくさんあると思います。
毎日何度も回したくないから、無理やり洗濯物を入れて、スイッチオン!この気持ち、すごくわかります。私もよくやってしまいます。
ですが、洗濯物は洗濯機の7分目くらいが適量です。
洗濯物が水の中でしっかり泳ぐことが、汚れ落ちやごわごわを防ぐことにつながります。
3.干す前にタオルをばさばさする
洗濯し終わったタオルをよく見ると、乾いたときには立っている細かい糸が倒れているのが分かります。
この糸が倒れたまま乾くとタオルがごわごわになってしまいますので、干す前にタオルを広げてばさばさと風を起こすようにしてみてください。
乾燥した後のタオルの肌触りが大きく変わると思いますよ。
わかりやすいタオルの管理方法を紹介。寿命の見極めに便利!
タオルは色々な方法で長持ちさせることができますが、やはり寿命があります。
一度に家中全部のタオルに寿命がきてくれればわかりやすいのですが、使用場所によってもタオルの寿命は違ってきます。
おすすめのタオル管理方法はふたつ。
『きれいなタオルは下から追加』『場所ごとにタオルを分ける』です。
タオルの追加については、皆さんそれぞれだと思いますが、基本使うときって上から使っていきませんか?
その時に洗濯したてのタオルが上にあると、そればかり使ってしまってタオルが循環しません。
結果、一部のタオルだけ寿命が早く来てしまいます。
そのため、洗濯したタオルは下から追加し、上から使う形を作ることで、傷んだタオルを順番に交換していくことができ、またどれくらいの頻度でタオルの寿命が来るのかが見分けやすくなります。
さらに、使う場所ごとに使う分だけタオルを収納することで、どこでどれだけのタオルが必要か、そして寿命が長い場所、短い場所が簡単にわかるようになります。
やはりキッチンやトイレなどの使用頻度の高い場所はタオルの寿命が短いですし、バスタオルなどの大きなタオルは小さなタオルよりも寿命が長めです。
賢くタオルを収納して、タオルの交換時期をしっかり管理すると嫌な臭いがするタオルやごわごわのタオルに出会いにくくなりますよ。
まとめ
タオルの寿命の見極めポイント
- ・使った時に「あれ?」と思ったら替え時。
- ・大体半年~1年使ったら交換がおすすめ。
- ・賢く管理して寿命を見極めよう!
タオルの寿命は長くても1年。1年ごとに交換するのが目安です。
収納方法や使い方も工夫して、タオルの寿命を見極めましょう。
嫌な臭いの原因と解決方法
- ・嫌な臭いの原因は雑菌!
- ・解決方法は、タオルを高温にする・重曹を使う・酸素系漂白剤を使うの3つ!
- ・洗濯が終わったらできるだけすぐに干すことが大切!
嫌な臭いの原因になる雑菌は洗濯機の中や肌の汚れが原因です。
一度タオルについてしまうと落とせないものがほとんどなので、上記の方法でしっかりと除菌し、臭わないタオルライフを送りましょう。
雑菌を落とすことで、カビの予防にもつながりますよ。
ごわごわのタオルの原因と復活方法
- ・ごわごわの原因は、洗濯物・洗剤の量が多い・乾燥のさせすぎ・汚れが落ちていない!
- ・毎日のお洗濯から気を付けよう!
- ・干すときにタオルをばさばさするだけでもごわごわ予防に!
ごわごわのタオルは、案外簡単な方法でふわふわに戻せます。
毎日のお洗濯の際に、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。