横井庄一帰国後の人生は?はずかしながらの名言に隠された苦悩とワンピース問題について

横井庄一さんと聞いて皆さんはどんな方か分かりますか?

横井庄一さんは、太平洋戦争終結から28年目を迎えた1972年に日本に帰還した日本兵です。

横井庄一さんと言えば有名なのが、

「恥ずかしながら生きながらえて帰って参りました」

この言葉に隠された苦悩は、想像を越えるものだと思います。

仲間の兵士が死んでしまい、自分だけ生きて日本に帰ってきてしまったという思いもこもっているような気がします。

横井さんについて調べてみました。

横井庄一さんの帰国後の人生は?

帰国直後は、マスコミが凄かったようです。

帰国してしばらくは平穏な暮らしが出来なかったみたいです。

講演の数も多かったそうです。

手帳に予定を書くようになったそうですが、手帳には、びっしり予定が書かれていました。

 

横井さん本人も、せっかく日本に帰ってきたのにこのままでは働き殺されると思ったそうです。

参議院選に出馬しました。

結果は、落選しましたが選挙活動期間は、仕事の予定が少なくなり楽しく過ごせたそうです。

帰国後は結婚もしています。

横井さんは、帰国後に数回のお見合いをしましたが、相手の方が引き下がりました。

幡新美保子さんという方と結婚しました。

美保子さんとも見合いで知り合いました。

横井さんは、1997年82歳で亡くなりました。

「はずかしながら」の名言に隠された苦悩とは?

横井さんは、は昭和16年に2回目の召集され、

27歳の時に満州に渡り、昭和19年からはグアム島を守るべく、歩兵第38連隊に陸軍伍長として配属されました。

引用元:https://i.4travel.jp/review/show/13056235

 

この年の7月21日から始まったグアム島での戦いにおいてアメリカ軍は日本よりも多い55,000人の兵がいました。

その結果、死者数18,500人捕虜数1,250人が犠牲になりました。

初めは家族に横井さんは、戦死したと告げられていました。

その頃グアムにいた横井さん達にも日本が降伏し、終戦を迎えた事が知らされます。

しかし横井さんは、この知らせをアメリカ軍のであると考え受け入れませんでした。

他の日本兵の中にも何人かこのように考えた方がいたようです。

横井さんと戦友2人はジャングルでサバイバル生活を始める事になりました。

敵に見つからないように、ジャングルの奥深くで自ら掘った穴で生活していたそうです。

とっても劣悪な環境で、28年過ごしました。

戦友二人は、食中毒で亡くなってしまいました。

 

横井さんの恥ずかしながらに隠された苦悩ついてです。

「恥ずかしながら生きながらえて帰って参りました」

これは、たぶん戦死した戦友や食中毒で亡くなった戦友やその家族に対しての言葉なのでは?と思いました。

戦争当時は、『戦死=美しい事、国のために尽くした』と考えられていたと思います。

戦死する事なく生き続けた事はとっても幸せな事です。

しかし戦争中の教育を受けた横井さんにはそう思う事が出来なかったのかもしれません。

ワンピース問題っ何?

横井さんのワンピース問題についてです。

問題は、『ONE PIECE』89巻です。

作者の尾田栄一郎さんが、冒頭のコメントで『大皿に残った一つの唐揚げに名前を付けたとしたら』と言うエピソードについて書きました。

その名前と言うのが、横井軍曹です。

横井軍曹残ってるよ。

さらに誰か戦争を終わらせて的なとからあげを食べるよう促していたことや、横井さんの恥ずかしながら帰ってまいりましたのセリフを連想させるような事を書いています。

尾田さんはもちろんウケ狙いで面白く書いたつもりだったと思います。

が、世間ではこのことについて物議を醸しました。

ネットで挙げられた世間の声を一挙紹介していきましょう。

「ワンピースというマンガは、戦争が終わったことを知らず28年間もジャングルで過ごした人をばかにするようなマンガだっただろうか」

「今までさんざん仲間や正義、弱者に対する優しさといった事をテーマに扱ってきた作品のはずなのに、なんでこんなコメントが出てくるんでしょうか」

「お前はどれだけ横井庄一さんのことを知ってるんだ。知ってたらこんなこと冗談でも絶対に書けない」

「不愉快極まりない。そして、悲しい。国のために戦った先人を蔑む尾田は、そんなに偉いのか?」

「この作者コメントを読んで横井さんを知らない大勢の子供達が『横井軍曹ww横井軍曹っw』と大笑いするようになるのが、作者の希望なのでしょうか」

「故人をいじって馬鹿にして…実に不愉快。いい大人がこんな事を書いてて、恥ずかしくないのか?」

「ブラックジョークのように、私たちの為に戦地で戦い、戦争の終わりも知らずにジャングルで耐え忍び生き続けた横井さんの事を言うのはいかがなものでしょうか?」

「担当者の方はチェックされないのでしょうか?」

「カバーだけ刷り直してもらえませんか?差し替えたいです。あのコメントを見た後に読んだせいか、なんとなく本編の絵も汚く(雑に)見えてくる」

「ワンピース凄い好きだったのに一気に読む気無くなった」

確かにちょっと安易だったかもしれませんね(´-﹏-`;)

ワンピースはファンが多い人気コミックということもあり、何かあると叩かれる機会や規模も大きいのかもしれません。

ちなみに筆者がこの単行本を読んだときは、、、何も気づかずスルーしてしまいました(笑)
(この件を肯定シているわけではございません)

まとめ

いかがでしたか?横井庄一さんは、帰国後マスコミ

に囲まれて大変だったそうです。

さらに参議院選に出馬しました。

結果は、落選しましたが選挙活動期間は、仕事の予定が少なくなり楽しく過ごせたそうです。

帰国後は結婚もしています。

奥様とは、お見合いで知り合いました。