トイレのビデ機能はご存知でしょうか。
おしりのマークの隣にそっといる、ビデです。
その意味とか、正しい使い方、衛生面など気になる方が多いようなので、色々調べてまとめてみました~
これを読めば、ビデ機能を有効に活用できますよ!!
トイレのビデ機能の正しい使い方!
ずばり!!これが正しい使い方!!!
- 排尿&排便後にビデで女性器を洗浄
- ティッシュで水分をふき取る
- 温風で乾かす
①の洗浄時間も大事なポイント。
10秒以上はやめましょう。
そもそも、「ビデ」の機能とは、女性が性器を洗浄するためのものです。
特に生理中に使用されることを目的としている機能。
女性器を清潔に保ち、生理独特のニオイなどを軽減することができるのです。
出産後に続く出血(悪露)のときの清潔保持方法としても推奨されています。
妊娠中や生理中の使用は注意?!
正しい方法をおさえたところで、以下のような使い方をしている人はいませんか?
- 温水の勢いで汚れをシッカリ落とすために、高圧で当てている
- 女性器・デリケートゾーンの中心に目掛けてシャワーを当てている
- 排泄を促すために、排泄前に高圧で温水を当てている
- 長時間シャワーを当てて、しっかり汚れを落としている
これらの方法は間違えなのです!!
理由としては、以下の通り。
◇高圧での洗浄は周囲の雑菌を、水の勢いで体内に入れることになる
◇洗いすぎにより、雑菌の侵入を防ぐ粘液ごと、水で洗い流してしまう
◇充てる所が間違えていると、腸内にまで水を入れて洗ってしまうことになり、大腸炎や直腸炎を引き起こす
これ以外に、妊娠中の注意点としては、妊娠によるおりものの増加が関連してきます。
妊娠中のおりものとは、膣内へと細菌が侵入するのを防ぐ役割があります。
しかしおりものの多さに、陰部の不快さを感じることが少なくありません。
そのおりものを、不快感をぬぐう程度に洗い流すのならOKですが、上記に挙げたような間違えた使い方では、胎児に影響するような雑菌を膣内に入れることになるかもしれないのです。
また、必要以上におりものを流してしまうことで、膣が持つ本来の洗浄作用が発揮されないということもあり、これも妊娠中の感染症の原因のひとつとなるのです。
妊娠中も、生理中も、膣の中はデリケートな状態です。
それらデリケートゾーンを不快感なく、適度な清潔を保つためには、正しい使い方をする必要があるのです。
ノズルは不潔?自動洗浄機能の仕組みと効果!
多くの人が、ノズルの不衛生を心配しますよね。
今のところ、「汚いウォシュレットのノズルが原因で病気になった」などの報告はないようです。
ビデを使って病気になった、というのは、間違えた方法による感染症のようです。
しかし、トイレの各社はこぞってノズルを清潔に保つ機能を備えさせ、それを宣伝しています。
顧客からのニーズ=ノズルを衛生に保ちたいという意見が多いからでしょう。
例えば、「きれい除菌水(次亜塩素酸)」でノズルを洗浄する「ノズルきれい(TOTO)」ノズルを自動で洗浄してくれる「ノズルオートクリーニング(LIXIL)」など、色々な角度から各社攻めています。
そこで、各社の自動洗浄機能を簡単にご紹介。
TOTO:ウォシュレットのノズル清潔機能
【ノズルきれい機能】
トイレ使用後に自動でノズルの内側と外側を「きれい除菌水」=次亜塩素酸水で除菌・洗浄。
使用していないときも、定期的に自動で洗浄・除菌。
次亜塩素酸はどんな菌も除菌すると言われているので、常に清潔に保っていると言えるのですね。
LIXIL|シャワートイレのノズル清潔機能
【ノズルオートクリーニング】
シャワートイレ使用前後に、ノズルを自動で洗浄してくれる機能。
さらには、使用前に表面を水でカバーすることで、汚れの付着を防ぐ狙いも込められているそう。
そのほかにも、ノズルそうじ機能や、ノズルの先端が着脱可能で交換できる仕様になっており、徹底的にノズルをきれいに保つことができるようになっています。
パナソニック|ビューティ・トワレのノズル清潔機能
【ノズル除菌クリーニング】
ステンレスノズルに、約60度の温水を連続で約1分間流し、除菌洗浄。
それにより、菌を99%以上抑制できる機能がついています。
と、このように、各社独自の方法で、ノズル先端を除菌して清潔に保っているようですよ~
この機能、世の女性はどのくらい使っているのか?
さて、ビデの機能はどれくらいの女性が使用しているのでしょうか。
「あれば使う」……34.8%
「あっても使わない」……61.6%
「その他」……3.6%
このような結果になりました。
半数以上は使わない、と回答していますね。
使わない理由としては、やはり衛生面が多くを占めていました。
そういう意見があるからこそ、トイレ各社の自動洗浄機能のアツい宣伝争いが勃発しているのでしょうね。
というか”ビデ”って何語?!その由来とは!
ここまで、ビデの機能やらその弊害やら衛生面やら触れてきましたけど、その言語の由来ってなんでしょうね。
まず、「ビデ」というのは、フランス語。
そして、フランス語で、“子馬”という意味。
南欧では、女性がデリケートゾーンを洗浄するための器具が便器に併設されているそう。
サニタリービデと言って、一見すると手洗い場のようにも見えますが、蛇口がこちら側に向いていて、トイレと同じまたげるくらいの高さになっています。
このサニタリービデを使用するには、またがなくてはいけません。
その様子が、子馬にまたがっているように見えるので、“ビデ”=子馬。
へーーーー!!!…と思っていただければ幸いです。笑
おわりに
ビデ機能の正しい使い方から、その衛生面、そもそもの語源までまとめてみましたがいかがでしょうか。
ビデ機能を使ったことがなかった方も、ビデ機能を使いすぎていた方も、ぜひ、次回ご利用時には正しい方法で、デリケートゾーンを清潔に保っていただければ、と思います。
皆さんのビデ機能ライフが充実しますように!!