みなさんは、トイレの水を1回流すのに、いくらかかるかご存知ですか?
生活用水の中でも、トイレの使用頻度は高いだけに、気になるところですよね。
これから寒くなる冬にかけて、トイレの回数も増えますが、上手に節約することはできるのでしょうか。
今回は、意外と知らないトイレの水道代と節約術について調べてみたいと思います!
トイレを流す時の水道代、1回いくらなのか?
私たちは電気やガスが止められても、1~2日くらいは大丈夫かもしれませんが、水が使えない生活など、まず考えられません。
では、何に一番水を使っていると思いますか?
真っ先にお風呂を思いつく人もいるでしょうが、実は「トイレ」が一番使っているのです!
一番の理由は、「水洗」であること、1日に何度も使う、ということが挙げられます。
ちなみに一人当たり1日平均7回トイレを使うと言われているので、一度に使う水の量が平均約5L(小の場合)と考えると、1日換算で
5L×7回=35L
の水を使用することになります。
一人当たりが35Lですから、家族単位で考えると結構な量になりますね。
気になる1回当たりの水道代ですが、自治体によって多少違いますが、だいたい1L=0.24円くらいなので
小の場合、1.2円ということになります。
ちなみに「大」の場合、1回当たり約6Lなので、1.4円になります。
※2006年以前のモデルだと「大」8L、「小」6Lになります。(TOTOモデル)
トイレの水道代を上手に節約する方法ってある?
節約はしたいけど、トイレを我慢するわけにもいかないし、何かいい方法はないのでしょうか?
大・小を使い分ける
一番無理なくできるのがこれです。
小レバーなら、男性・女性ともに小用時は問題なく流すことができます。
最新のモデルだと、「大」4.8L、「小」3.8Lとなっていて、かなりの節水効果がありそうです。
トイレを洗浄し過ぎない
「トイレの神様」という歌が流行りましたよね?
綺麗なトイレには神様が宿る・・・不浄な場所だからこそ、綺麗にして運を呼び込む。
そのためには毎日のトイレ掃除は欠かせません。
節水と清潔の両方を叶えるなら、置くだけタイプの洗浄料はいかがでしょうか?
流す度に泡で便器を洗浄してくれるので、便器内がいつも清潔に保たれます。
便器を取り換える
究極的には、便器ごと最新のものに取り換えるのが一番節水効果は高いと言えます。
初期投資が掛かりますが、ランニングコストを考えるとかなりの節水効果が期待できます。
最新モデルの場合、大:4.8L、小:3.8Lの超節水を実現していて、旧式のモデルと比較すると、年間で最大約15000円節約できるんですよ!
旧式のトイレを使っているのであれば、思い切って買い替えるのも手だと思います。
節水トイレ各メーカー比較してみました
どのトイレ製造メーカーも、最新のものは節水機能が充実しています。
ここで代表的な3社の節水効果について比較してみましょう。
TOTO
ネオレストの場合
大:4.8L 小:3.8L
LIXIL
SATISの場合
大:4L 小:3.3L
Panasonic
NewアラウーノVの場合
大:4.6L 小:3.0L
1990年代頃までは、大小関係なく、1回流す度になんと13L!もの水を使っていたというのですから、各メーカーかなりの節水を実現しています。
・4円×7回×4人×30日=3360円
「大」を入れると多少高くなりますが、それでも4000円で十分収まると思います。
まとめ
いかがでしたか?
トイレの水ってこんなに使っていたんだ・・・と驚かれた人も多いのではないでしょうか。
地球上の水のうち97.5%が海水であり、そのうち生活用水として使えるのは、わずか0.007%なのだそうです。
一般家庭では、トイレが一番使用水量が多いので、「水は限りある資源」であることを忘れず、節水に励みたいものですね。
家計の節約というおまけもついてきますから。