新元号が「令和」に決まりました。
元ネタが万葉集ということで、和歌というものに興味を持たれた方がいるのではないでしょうか?
今回はオススメの和歌や和歌と俳句の違いについてご紹介します。
人生が変わる!筆者が選ぶおすすめ和歌名言ランキング5!
先ずは和歌名言ランキングトップ5をご紹介します。
どれも恋い焦がれる気持ちを表しています。筆者はこういう和歌が好きです。
この他にも和歌には切ない恋する気持ちを書いたものが数多くあります。
1位
白鳥の飛羽山松の待ちつつぞ わが恋ひわたるこの月のころを 笠女郎 万葉集
意味:白鳥の飛羽山の松のように、あなたに合えるのをひたすら待っています。
2位
たちかへり泣けども吾は験無み 思ひわぶれて寝る夜しぞ多き 中臣宅守 万葉集
意味:春がめぐってきても、私は何度泣いても甲斐がない、あなたを思い悩む夜が多いのです。
3位
嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る かげろふ日記 右大将道綱母
意味:貴方が居ないのを嘆きながら一人で寝る、夜が明けるまでの時間がどれほど長いものか、貴方はおわかりにならないでしょう。
4位
思いつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを 小野小町 古今和歌集
意味:恋しい方を思いながら寝たので、夢にあの方が現れたのであろうか。夢だとわかっていたらそのまま目覚めなかっただろうに
5位
なかなかに黙もあらまし何すとか 相見そめけむ遂げざらまくに 大伴家持 万葉集
意味:最後まで添い遂げることができないのだったら、かえって恋をしないで黙っていればよかった
今更聞けない和歌・俳句って何?辞世の句や現代の名言は何にあたるのか?
和歌と俳句!
違いはわかりますか?
似ているようで異なるものです。
和歌とは・・・
5・7・5・7・7の文字数で構成され、5.7.5を上の句、7・7を下の句と呼びます。
数える時は「一首、二首」と数えます。
テーマは季節や恋愛など、非常に様々で、代表的なのは「百人一首」です。
俳句とは・・・
5・7・5の文字数で構成されます。
数えるときは「一句、二句」と数えます。
そして、「季語」という季節を表す言葉を必ず使わなければいけないというルールがあります。
テーマは季節や自然を題材にしたものが中心です。
次は辞世の句についてです。
辞世の句とは死を前にしてこの世に書き残された詩的な短文のことであり、和歌、俳句、漢詩など音韻を重視したものであるものが多く存在します。
現代の名言は辞世の句同様に音韻を重視したものもありますが、特に意識していないものも多く存在します。
例えば、「何かを捨てないと前には進めない」(スティーブ・ジョブズ アップル創業者)は現代の名言ではないでしょうか。
自分で好きな和歌を探すには?!データベースがある?!
ご自身で好きな和歌を探すには、インターネット検索をすることが一番早い方法だと思います。
また、万葉集、古今和歌集、かげろふ日記には和歌が多く掲載されていますので、こういったものを読まれることもオススメです。
下記はオススメのサイトです。
和のこころ.com:https://wabisabi-nihon.com/archives/22420
四季の美:https://shikinobi.com/koiwaka
まとめ
新元号の発表で万葉集に興味を持たれた方が多いのではないでしょうか?
日本の素晴らしい歴史的遺産である万葉集が若い世代の方にも読まれる機会が増えるのではないかと筆者は期待しております。
また、これを機会に「百人一首」をされてみてはいかがでしょうか?
美しい和歌に触れ、日本の歴史を振り返るよい時間を過ごせると思いますよ。