春になると生のタケノコがスーパーにも並ぶようになりますね。
いつもは水煮になっているタケノコを使っている人も、せっかくの旬には生のタケノコを食べたいものです。
けれど、たくさん親戚や近所の人にもらったのにすぐには食べきれない。
保存方法がわからない、なんて人もいるのではないでしょうか?
そんな方のために今回は上手にタケノコを冷凍保存する方法を紹介します!
またその他長期保存の方法も紹介しますので、是非是非ご覧ください☆
これを読めばタケノコをたくさんもらって処理に困る〜なんて方も安心です╰(´ิ∀´ิ)╯
タケノコの冷凍保存方法!
タケノコを冷凍保存する場合は、1ヶ月程度の保存期間を目安にしましょう。
それ未満もしくはそれより長く保存したい!という場合は、後ほど紹介する方法を参考にしてください。
といっても、基本的なやり方は簡単です☆
下茹でしたタケノコを薄くスライスするか、千切りにします。
フリーザーパックなど、密封容器に入れて冷凍してください。
冷凍すると食感がかわってしまうので、土佐煮などタケノコそのものを味わう料理よりも、味噌汁や炊き込みご飯などに使うと美味しく食べられますよ。
青椒肉絲などの炒め物にもおすすめです。
また下味を着けてから同じように冷凍しても良いですね。
タケノコは冷凍保存するとなんかパサパサする( ╬ ˃̶͈̀⌓˂̶͈́)੭ु⁾⁾という場合でも、先に下味をつけたり煮込んでから冷凍をすることで食感の変化を抑えられますよ☆
冷凍保存中は食材の中の水分が凝固し解凍時にまた水に戻ります。
これにより水分が抜けてパサパサになってしまうんですね。
事前に下味をつけたり煮込むことで、通常の状態より水分を含んだ状態にすることがパサパサを防ぐのに一役買います。
普通の氷よりも塩分やだしなど含有物がある氷の方が初めゆっくり溶け出すという性質があるようです。
そのため溶けたものがじゃんじゃん外に逃げるという減少を多少なりとも防止してくれるのだと思います。
りんなどで煮た汁と一緒に保存すれば、大きめのサイズでも大丈夫です。
実は冷凍中も味が染み込んでいくのをご存知ですか?
お肉なども塩など調味料に漬け込み冷凍しておくとより旨味が増します。
その他長期保存の簡単技を紹介
タケノコの美味しい冷凍保存法を紹介しましたが、
「もっと短くて良い(。≖ˇェˇ≖。)」
「いやいや1年くらいは保管したいんだల(◕ ◠ ◕ )」
という方もいらっしゃるかと思います。
そこでこちらの項では、そんな皆さんのご要望にお答えしていこうと思います。
一週間保存
一週間ほどの保存でしたら、下茹でしたタケノコを水に浸けておくだけで大丈夫です。
蓋つきの容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
タケノコは茹でた後も多少アクが出るので、水を毎日入れ替えてくださいね。
一年保存
1年保存したいという方へおすすめするのは塩漬けの方法と瓶詰めの方法です。
塩漬け
ますば塩漬けです。
下茹でしたタケノコを縦半分に切り、ザルにあげしっかり水気をきります。
密閉容器の底に塩を敷き詰め、タケノコのうちがわを上にして並べます。
さらに塩を入れタケノコが出ないように埋めていきます。
この時に内側の隙間も塩で埋まるように丁寧に作業してください。
1~2日すると、水が上がって来るので捨て、塩を追加してください。
冷暗所で構いませんが、心配でしたら冷蔵庫で保存します。
使うときは、まず塩抜きをします。
水500CCに対して塩小さじ1~1.5ほどの塩水につけて好みの辛さにします。
この行程をは’呼び水’と言われています。
真水につけると旨味まで抜けてしまうので気を付けてくださいね。
調理する際は、塩加減を調節してください。
タケノコの瓶詰
次は瓶詰め方法を紹介します。
好みのサイズに切ったタケノコを入れ、瓶の口ギリギリまで水を入れます。
蓋を軽く締めたら、瓶の肩がつかるまでの湯を鍋にはり、沸騰させ30分。
その後蓋をきちんと閉め、全体をつけてさらに30分煮ます。
この工程により瓶内部の微生物が滅菌され、水や食材が痛むのを防ぐわけですね☆
自然冷却させれば出来上がりです。
開封しなければ一年。
開封後は冷蔵保存で一ヶ月もちます。
調理する際も塩などが入っていないので、簡単に使えます。
乾燥タケノコの作り方
乾燥タケノコの作り方です。
実は私はこの乾燥タケノコが大好きでよく使っています。
手間は少しかかりますが簡単なので、ぜひ皆さんにも試していただきたいレシピです!
下茹でしたタケノコを薄くスライスし、ザルなどに重ならないように広げます。
天日干しで3日ほどですが、天気によってはもう少しかかるので状態を確認しながら作りましょう。
ジップロックなどに乾燥剤を入れて冷暗所で保管して下さい。
カラカラに乾燥している状態であれば、こちらも1年間は保存できます。
食べるときは、軽く洗い水に1時間つけて戻します。
歯応えが抜群なので、煮物にいれて煮込んでもコリコリとしていて美味しいですよ。
和風のメンマを作っても良いですね。
食材や料理の保存で大切なのは衛生面です。
湿度・温度・栄養の3つの条件が揃うと菌が繁殖しやすくなります。
タケノコ以外の保存にも、意識してみて下さい。
タケノコのゆで方
最後に保存する前の下準備です。
タケノコは時間が経つほど固くなり、エグ味がでてしまうので、そのままでは保存に向きません。
下茹でをしてアクを抜きましょう。
米ぬかを使った定番の方法です。
- 外側の大きな皮を2~3枚はがし、汚れをタワシで洗う
- タケノコの頭を斜めに少し切り落とし、縦にも切り込みを入れる
- 切り込みから手をいれて、軽く広げておく
- タケノコが浸かる程度に水をはり、米ぬか、鷹の爪を入れて加熱する
- 沸騰してきたら弱火にして、50分ほど柔らかくなるまで煮る
- 煮汁に着けたまま自然冷却
- 切り込みから皮を剥ぎ、水に二時間ほどよくさらす
手間がかかりなかなか挑戦できませんよね。
私も米ぬかをわざわざ買うのも面倒だったりしたのですが、実は米の磨ぎ汁でも代用可能ですので今年の春は試してみてくださいね。
まとめ
タケノコを保存するには?
- 短期保存なら水に浸けて冷蔵庫保存
- 長く保存したいときは冷凍保存
- 塩漬け、瓶詰め、乾燥は一年間もつ
- 水に浸けて保存する時には水を毎日かえること
- 塩漬けタケノコを使う時は`呼び水’
- どの保存方法でも空気に触れない容器を使う
いかがでしたか?
気になった保存方法は見つかりましたか?
時間も手間も少しかかりますが、一度作れば一年間使うことが出来ます。
せっかく旬のタケノコが手に入った時には、ぜひ美味しく長く楽しむためにも作ってみてはいかがでしょうか?
私も今年はこれを機に、季節の保存食に挑戦してみようと思います!